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岡部朋子のライフボイス

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わたしがヨガを始めたとき、ヨガの体への影響にまず驚きました。どんな運動もそれまで苦手意識の塊だった私が唯一続けられ、無理をせず楽しむことができ、運動不足も解消し、体がすっきりしました。

 

しかし、ヨガの勉強、そしてセラピーとしてのヨガの勉強を続けながら、ヨガのポーズの本来の目的が瞑想であったこと、ヨガスートラにあるように、心の動きを止めること、そして何より、もともとの目的は苦しみからの解脱であったということが、次第に実感としてやってきたのです。そして、結婚、出産は、愛することと苦しむことが表裏一体であることを絶え間なく問いかけてきたのです。

 

なぜ人は、自らの生を充実させ、人と平和的に付き合いたいと思いながら、それとはうらはらに自分を責め、人を傷つけ、人生への感謝を忘れ、ストレスのスパイラルにはまっていくのでしょうか。そして、いったいヨガにはその答えがあるのでしょうか。

 

体が元気になってくるに従い、自分の心の弱さが浮き彫りになり、元気になっていく体に追い付きません。そしてヨガが救い出してくれるのは、体の弱さからではなく、脳と神経の機能不全からなのではないかと思ったのです。

 

このサイトは、私の暮らしとヨガの集大成です。いえ、むしろ子供を育てながら仕事に取り組む上で苦しんだこと、主人や子供、そして母から学んだこと、自分の弱さを教えてもらったこととしてのヨガの学びです。

 

人はだれしも愛情深く幸せな人生を送りたいという願いを皆持っていると思います。世界のどこに居ても、そしてどの時代にも、命とはそうやって生まれてくるものです。

だけど何かがきっかけで自暴自棄になったり皮肉屋になったりしているだけだと思います。なぜならその方がさみしさや悲しさ、恐怖を感じなくて済むからです。私たちの免疫は本能的に自分を守りたいのです。ヨガが多くの人たちに「救いになった」と言われるのは、呼吸や動き、そして何より気づく時間を得ることによって私たちが本当の自分仲直りしたかった自分と再び巡り会える喜びをもたらしてくれるからではないでしょうか。

 

主人はいつもこう言います。「夫婦喧嘩?うちはそんなものしないよ。ただちょっと、彼女がときどきナーバスになるだけさ」と。そうなのかも、しれません。

私の弱さとともにいつもそばにいてくれた主人と子供たち、そして両親に感謝をこめて。

PROFILE

Tomoko Okabe

慶応大学卒業後、総合商社勤務を経て、同大学院にてMBA(ファイナンス)を修了。米国税理士、会社設立を経てヨガを始め、現在は全米ヨガアライアンス E-RYT 500、 日本人として初めて国際ヨガセラピスト協会 IAYTからヨガセラピスト(C-IATY)の認定を受ける。

ヨガの処方箋としての世界的な手引書である「Yoga as Medicine」の日本語版「メディカルヨガ」を監修、2017年には帝京大学の新見正則医師とともに「メディカルヨガ」(新興医学出版社)を出版。2016年より一般社団法人 日本ヨガメディカル協会を設立、代表理事としてセラピーとしてのヨガの普及につとめている。岩手県盛岡市出身、主人と一男一女と暮らす。

ヨガイラスト