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目交(まなかい)の育児

February 10, 2018

「瓜食めば 子供思ほゆ 栗食めば まして偲はゆ 何処より 来たりしものそ 目交(まなかい)に もとな懸かりて 安眠し寝さぬ 」 万葉集 山上憶良 作

 

「瓜を食べると、こんな美味しいものを自分の子供にも食べさせたいなぁと思ってしまう。栗を食べれば、まして偲ばれる。子供の面影はいつもどこかからやってきて、自分のことを見つめるあのまなざしが思い出され、夜もおちおち眠れない。」 

この「まなかい」という言葉を「まなざし」と「まなざし」の交流だと拡大解釈すれば、これこそが子育ての醍醐味だと思います。自分のことをじっと見つめてくれるまなざしは本当に愛らしく愛おしいものです。この視線のキャッチボールほど贅沢な時間はないと思います。乳幼児期にたくさんのまなかい(目交)ができれば、きっと子供は人から愛されていることを学び、人を信じることを学び、自然と優しい子供に育つと思います。どんなに創造性の高い仕事をめざしたところで、子供を一人育てることに勝るクリエーションはないと思います。

 

 クリエーターママのページにご紹介いただきました。ありがたいことです。

http://www.lafille.net/mother34.html

 

両親も、たくさんの苦労をしながら私という人間をクリエーションしてくれました。それは、決して自分の理想どおりには行かず、満足のいくものでなかったことでしょう。やがて成人し、私が自分の人生に責任を持つようになったのちも、いろいろ気にかけてくれ、私の子育てまでサポートしてくれる。本当にありがたいことです。 両親がクリエーションした私という人間が、未熟ながらも子供たちを支えている。そうやって、命が繋がっていくのだと思います。ヨガの語源がつなぐ、結ぶ。私たちは、親子であってもきっとお互い様で、力をもらい、与え合っているのだと思います。

 

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August 16, 2018

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